静かな家

森は静かです。静かであることがいごこちの良さの大きな要素となっています。
都会の場合は喧噪の中にあり、その中で少しでも静かな家が求められます。

防音に関する規定があるのは『環境基本法』です。住宅専用地域であれば昼間は55dB(デシベル)以下、夜間は45dB以下。商業と住居が混在している地域であれば昼間は60dB以下、夜間は50dB以下となっています(第16条)。ちなみに、渋谷のスクランブル交差点で80~90dBくらいといわれています。
ただ、このdB値は『建物の外の音』に関しての基準であり、建物内の音に対しては適用されません。
家の中でもプライバシーの観点からも、部屋を閉めれば、音の漏れが少ないこと、二階の音が下に響きにくい家が求められています。

外の音が響かないという点では、窓と断熱材が重要です。
音は10dB下がると約半分になると言われます。
窓枠に隙間がなく、二重サッシであることが、防音の点では必須です。

住まいに感じる不満のトップは『上階や隣からの音がよく聞こえる』こと。特に、上階からの足音、人の話し声といった騒音が気になる方が多くいます。
断熱材ではセルロース材が一番のオススメです。2階の床下に断熱材を入れれば、下への響きも小さくなります。