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「森の駅発」メルマガ NO.99 2017 November
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★ 第26回森の駅発市民フォーラムご案内 西村 一孝
定員に達しましたが、5席増席します!
「飫肥杉(オビスギ)手回しオルゴールの魅力と演奏=11/27夜」
★ シリーズ「想いを形に」No.7 岡本 守生
「木造建築の耐震性は、思いのほか高い」
★ 開発商品「命守(いのちもり)」と展示場のご案内 市川 皓一
「日常生活も 健康 快適に住める 耐震シェルター・命守」
★ 新・連載エッセイ/山小屋登山隊レポート–3 大森 明
「ナナカマドの紅葉が美しい涸沢から奥穂高岳へ」
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★ 第26回森の駅発市民フォーラムご案内 西村 一孝
「宮崎県の飫肥杉(オビスギ)で作る手回しオルゴール」
——心地よいなつかしい光景が思い浮かぶ、やさしい飫肥杉の音色——
今回は宮崎県在住の岩満國吉さんをお迎えし、地元飫肥杉の魅力を、
「オルゴール」を通じてお伝えします。
また、川越市在住のMaine(せき まいね)さんのオルゴール演奏も、
予定しています。どうぞお楽しみに。
日 時 平成29年11月27日(月)18:30〜21:00
場 所 ベニーレベニーレ 渋谷区神宮前4–31–10 YMスクエア原宿6F
定 員 先着30名様
※ 定員に達しましたが、このメルマガ99号を見たと担当者に26日
(日)までに連絡をいただいた方、先着5名様を受付けます♪
会 費 3,000円(軽食・ドリンク付)
担 当 森の駅発市民フォーラム委員会 西村 090-5341-5003
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★シリーズ「想いを形に」No.7 岡本 守生
「木造建築の耐震性は、思いのほか高い」
木質構造の耐震、伝統構法がご専門の藤田香織東京大学准教授を迎え、
市民フォーラムを数年前に開催したことがありましたが、
五重塔始め、歴史的木造建造物や木造建築の伝統構法の良さを伺いました。
大好きと言われる五重塔は、地震や風雪に強く倒れたものは未だ無いとか。
頭でっかちに見える寺の山門も、関東大地震の最も近い地域にも関わらず、
鎌倉では倒壊していないそうです。東大寺南大門は、横木を入れることで
耐震性を補強しているとのこと。その時代・時代で、工夫をして耐震性を
増強しているようです。
現在の木造建築では、こうした震災にも強い伝統的な技法がありながら、
継手や仕口と言った継ぎ方の、伝統的な技を継承している大工が減り、
優れた技能集積が伝承されなくなりつつあるとのこと。
現在はこれを金物で補っている例が増えているそうですが、
伝統的な技法で耐震性は充分あるそうです。
現在、住宅産業界の住宅は耐震性・耐火性に強いと強調して栄えています。
ラーメン構造やパネル構造の住宅には確かに耐震性は有ります。
従って、かねて理想とする古建築工法の耐震性を確認したく思いましたが、
藤田先生から古建築の持つ耐震性のお話しを通じ、一般の軸組建築も接合の
工夫次第で決して弱くはないとの力強いメッセージを戴き安堵致しました。
質 問 指数 震災前順位
1位 家づくりに関する技術力の高さ 770 3位
2位 住宅の地震対策技術に強い 687 1位
3位 価額の安さ 542 2位
4位 引き渡し後のメンテナンス体制 267 4位
5位 デザインや企画の優秀さ 216 5位
6位 担当者など先方スタッフの人柄 105 6位
7位 先方の会社の繋がりや面識がある 100 7位
8位 先方の会社を利用した知人からの評判 58 8位
9位 知名度ブランド力 31 9位
以上は震災後、新築・改造する際、プロ選びで「最も重視する点」は?
との設問に対するアンケートの結果です。
日経ホームビルダーが行った、住み替えやリフォーム含めての設問ですが、
住宅に就いての生活者の意向を垣間見ることが出来ます。
残念なことに、「住む人が元気になる」健康を志向した住まいや、
「住むほどに価値の出る」住まい等の項はありませんが、
耐震性が重要視されるようになったことは理解出来ます。
また、その震災のレポートの中で、
例として4寸柱と差し鴨居で確りと架構された建物は崩壊せず、
その隣の住宅は倒れたが、築後管理されていない住宅と伝えていました。
未だ未だ、真っ当な古建築の技法は活きているようです。
…次号へ続く
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★ リフォーム商品「命守」と展示場のご案内 市川 皓一
「日頃から健康に住む耐震シェルター・命守(いのちもり)」
森の駅推進協議会の健康住宅研究会が開発した耐震シェルター「命守」。
「命守」は、災害から大切な家族の命を守るリフォーム商品です。
いつ起きるか分からぬ災害が多い昨今、数多くの類似製品がありますが、
大事なことは寝ている夜中も確実に身を守れる普段の生活圏内への設置。
高い耐震性は公的機関の実験で証明。延焼時の耐炎、煙害防止まで対処。
高性能ながら価格は限界まで低く抑え、下町への広い普及を願いました。
ぜひ「命守」の展示場で、既存の戸建住宅内に設置する長所と仕上げの
良さを、実際に皆様の五感で体験して下さい。
展示場は東京23区内、駅から徒歩2分と近く、2つの路線が使えます。
『耐震健康シェルター・命守(いのちもり)』の特徴
❶ 対耐震性 公的機関耐震実験済み。強固な木造モノコック構造。
❷ 耐炎構造 耐火ボードで外装包囲、地震後に発生する火災から
延焼防止。
❸ 煙害対策 床下給気ファンを標準装備、火災時の煙害にも安心。
❹ 価格150万円~ 高品質シェルターを組立費込の低価格で実現。
❺ 工事最短3日間 短期間の工事で、引越しの必要がなく合理的。
❻ 日本の森を守る 総国産材、林業に利益還元、国土を守ります。
❼ 低温乾燥木材使用 樹木本来の調湿機能と抗菌防虫で健康に。
❽ 鹿沼職人の伝統技術 仕上がり美しく信頼出来る日本の匠。
❾ 現有戸建住宅内にインセット 寝ている間の地震にも安心。
☞ その機能と仕上がりを 実際の住宅内の設置で確認!
■ モデルルーム展示場/旧渡辺邸 荒川区東尾久6−52–11
*都電荒川線・JR日暮里舎人ライナー:熊野前徒歩2分。
■ 見学のお問合せ/木っず(鹿沼健康住宅推進協議会)
Tel.0289-77-5810 E-mail: kkz@mr-woodman.co.jp
■ 商品詳細/森の駅発 健康住宅サイト → 耐震健康シェルター
http://www.moriniaisareruie.com/taishin.html
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★新・連載エッセイ/山小屋登山隊レポート–3 大森 明
「ナナカマドの紅葉が美しい涸沢から奥穂高岳へ」
秋の森と山は紅葉が美しい。
カラマツなどの黄色も美しいが、ナナカマドの燃えるような赤も綺麗だ。
今回「山小屋登山隊」は深まる秋の涸沢テント場に幕営して
ナナカマドの紅葉を満喫、さらに奥穂高岳山頂から雄大な景色を堪能した。
ネットやパンフなどで、残雪と穂高の岩稜をバックにした涸沢カールの
ナナカマドの紅葉画像をご覧になった方もおられると思う。
このナナカマドの木は、カマドで7回燃やしてもなかなか燃えずに
残るのでこの名前になったと聞く。
また、7日間カマドで焼いて炭をつくるという説も聞いたことがある。
真偽を確かめたいが、下界の自宅がこの燃焼実験をできる環境にない。
試してみたことがある方はおられるだろうか。
さて涸沢のナナカマドの紅葉も良いが、その背後にそびえる穂高の山々は、
巨大な岩の塊ながら魅力がたっぷりだ。
今回登った奥穂高岳は標高3,190mで、森林限界をはるかに超え岩だらけ。
周りの山々を見渡しても、ジャンダルム、涸沢岳、北穂高岳、槍ヶ岳など、
鋭い岩稜だらけで紅葉は無いが、360度の大展望はもう圧巻の景色だ。
涸沢へ戻れば、天に向かって伸びる穂高の岩稜と
白い残雪をバックにしたナナカマドの紅葉。
この景色が心を和ませ、山歩きの疲れを取ってくれる。
涸沢に来てよかったなあと思う瞬間だ。
大都会でも、岩稜は無くとも天に向かって伸びるビルがそびえ、
ビルを背景にした緑地で紅葉も見られるが、涸沢とはだいぶ気分が異なる。
(都市部の緑地のありがたさは認めるが。)
下山後は筋肉痛と足の爪のダメージがすごいが、重いテント装備を担いだ割に
慢性の肩こり・腰痛が不思議に軽くなり、ちょっと嬉しい。
「ナナカマドの7日間カマド焼き」は未解明のままでも、
肩こり・腰痛退散の原因は何とか解明したいものだ。