「森の駅発」メルマガ 第81号
★ 第24回森の駅発市民フォーラム(6月2日)参加者最終募集!
ゲストに林野庁木材産業課長を迎え、森と住まいを考える!
★ 山小屋通信–20「森の匠の技-1」大森 明
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第24回森の駅発市民フォーラム(6月2日)参加者最終募集!
6月2日の市民フォーラムには、林野庁木材産業課長の小島孝文氏を迎え、
国産材利用の現状と今後の展開の方向性についてお話し頂き、
さらに森のあるべき姿と、私達の住まいの将来像を皆さまと共に検証します。
戦後日本の市場を支配した外国産の木材を為替変動で国産材に代える、
そういう考え方では現在の日本の森の問題は解決しません。
ご存知のように、近年は有機栽培食物やオーガニック・コットンなど、
「衣食」の自然回帰ブームが広がり進んでいます。
しかし最も遅れているのが「住まい」。
本来自然の木材が持つ健康力を活用し、「住まいの自然回帰」に向けて
大きな弾みをつけたいところ。衣食住の足並みが揃えば健康と寿命の増進に
繋がります。人の生命を育んだ森も喜ぶのではないでしょうか。
6月2日と迫りました開催の市民フォーラムは下記の要領で開催いたします。
お誘い合わせの上お申し込みください。
記
1 日 時:平成28年6月2日(木)18:30〜21:00
2 場 所:「ベニーレ・ベニーレ」(渋谷区神宮前4-31-10YMスクエア6F)
3 講 師:林野庁 木材産業課(旧木材利用課)課長 小島 孝文 様
4 話 題:「国産材利用の現状と今後の展開方向」
5 会 費:3,000円(軽食+飲物付)
6 問合せ:担当幹事 西村/090-5341-5003 代表幹事 岡本/090-3210-0344
7 ご出席の返事:morinoekihatsu@m01.itscom.net
ご参加のお申し込み自体は、前日まで受け付けております。
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山小屋通信–20「森の匠の技-1」大森 明
山小屋のまわりには木でいろいろなものを創り出す人たちがいる。
ミニチュアハウス作家、大工の棟梁、そして末席ながら当方も(入れて下さい)。
私はまだその域に達していないが、ほかの方々は職人。
百聞は一見にしかず、作品をご覧下さい。(木製ミニチュアハウス:巻末に写真掲載)
この作品は作者のご令嬢が嫁がれている英国にある教会がモデルと伺っているが、
木製で大きさは幅20cm余。
手のひらに乗るサイズだが、かなりの質感と雰囲気を持っている。
時々作品展を開催なさっているが、ずらっとミニチュアハウスが並ぶと壮観だ。
作品の出来栄えにもびっくりするが、
図面もなしで写真を見てつくるケースもあるというから、さらにビックリ。
図面が無いということは写真に写っていないところは自分で考え、
想像を膨らませてつくるということ。
そして、ひとつひとつ創る細かなパーツ、木と木の接合部分の精緻さ、
質感の出し方、表面の仕上げ方、さらに、
全く用途の違う部品をミニチュアハウス部品に応用・転用することなど、感心する。
作品を眺めていて吸収する点も多い。
ここはどうやって作るのだろう、この仕上げはどうやるのだろう、
ここはこうするのか、なるほど!といった具合。
いろいろなノウハウやアイデアが、山奥にあふれている。
材料となる木もあふれている。
才能や資金もあふれている、という訳にはいかないけれど。
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天然の木材による住まいは「健康の泉」
自然はすぐ側にある。気付かないだけ。
仕事に疲れると森や海の自然に出掛けたくなります。
4〜50年前までは、こころ息づく自然は自分の家にも有りました。
然し、省エネや利便性が強調され、生命を失くした木材や、
戦後登場した化学合成品等に囲まれた高気密・高断熱の家になりました。
その発端の趣旨は健康で立派なのですが、その目的の為に、
健康に良くない素材が多く使用されるようになったのです。
健康を失った住いの文化など存在しないのです。
早く、健康な住まいに目覚めましょう。