メルマガ58

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「森の駅発」メルマガ第58号 ☆彡
=第22回森の駅発市民フォーラムのお知らせ (9/8) & 新連載 山小屋通信=
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この号では、次回市民フォーラムの予告と「山小屋通信」を開始します。
或るきっかけで山小屋を所有する事になった市民フォーラム委員の大森氏、
企業に勤めつつ休日ごとに足を運び、都市で生活していては想像出来ない、
森からの贈り物を経験しています。その手記を今後掲載していきます。
山小屋を持ってみたい方もすでに持っている方も、どうぞお楽しみに。
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第22回 森の駅発市民フォーラムのご案内

森の中に一本の径とほりをり檜皮を剥ぎし幹ならび立つ 
加津 牟根夫(鹿嶋市 7月26日東京歌壇 入選作)      
今回は、九州大学准教授の清水邦義先生をお迎え致します。
2年前の平成25年9月2日の日経新聞の夕刊に、
「天然スギの家、脳の疲れ急速に回復」との記事が載りました。
天然材の家では、疲れた脳の回復が早く、体も活動的な状態になる、
とのことでした。清水邦義先生を中心にした研究に関する記事です。

外見では区別が付かないようにした自然乾燥の国産スギの家と、
外材や合板などの新建材の家を、健康の視点で比較実験をされました。
医学部を含めた脳科学、生理学、心理学の観点からの調査結果です。
記事は24年度の研究からですが研究はその後2年続いて行われました。
その結果を中心にお話を頂戴致します。待望のご講話です。

私どもは、天然の木材が持つセスキテラピンの効用、
特に、心身を鎮静化する力をウッドセラピーと称して、
その普及を図ってまいりました。

なお香りが無くなっても、セスキテラピンは屋内に放出されていて、
ウッドセラピーの効果は続いています。
最近は、特にスギは誘眠作用があると評判なので、
ご存じの方も多いかと思います。

この数十年住宅産業界の住宅が、
新建材と称した化学品で屋内を囲んで「健康の概念」を放棄しましたが、
「自然な木の住まい」で、健康を取り戻せるようです。
就きましては、下記要領で開催致しますのでご参加のほど
宜しくお願い申し上げます。

               記

1 日 時:平成27年9月8日(火)18:30-21:00
2 場 所:「ベニーレ・ベニーレ」(渋谷区神宮前4-31-10 YMスクエア 6F) 
3 講 師:九州大学農学研究院森林圏環境資源科学 准教授 清水邦義先生
4 話 題:(仮)木の家の科学、屋内環境での健康(元気)を宣言
5 会 費:3000円(軽食+飲物付)
6 定 員:40名程度
7 締 切:平成27年9月3日(火)(但し先着順。早めにご予約を)
8 問合せ:担当幹事 西村 090-5341-5003 岡本 090-3210-0344    
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山小屋通信 –1 山小屋の工房 大森 明
<メール用PA272847.jpeg>

私は生まれも育ちも多摩川の河口近くで、現在は河口から若干離れて多摩川
沿いの梨畑がある地域に住むサラリーマンです。
しかし20年程前、ふとしたきっかけから長野県の谷あいに土地を入手し、木造小屋を建設しました。  
以後この山小屋から、私と家族は想像以上の大きな影響を受けましたので、
つれづれなるままに、森の山小屋での生活をご紹介してみようと思います。

山小屋は子供が小さい頃は家族で遊び、子供が独立してからは男の隠れ家。
ここで私は、楽器・工具・絵画道具・廃材などに囲まれて、「山岳工房F」   
の「森のアーティスト」と称し、公休・有休・代休・特休などあらゆる休日
を利用、出掛けて籠り創作活動(傍から見ればガラクタ作り)に精を出す。

そこで生まれた作品は、山や樹木を題材にした絵画、トーテンポール造り、
間伐材の看板、木製の額縁、木製小物、絵葉書に絵入り団扇など。
山や森を素材にしたものを次々と作り、縁あって売れてしまったもの以外は
今もここ「山岳工房F」で主人の帰りを待っています。

命名した「山岳工房F」の「F」は、廃材、木端、間伐材、払った枝など、
世に「不要」な素材で、会社では「不要」かもしれぬ人間が作り出すアート
創造の場というシャレで、不要(FUYOU)の頭文字「F」です。

べつに、私や子供達が好きな藤子・F・不二雄先生のFにあやかったわけでは
ありませんが、ドラえもんやオバQくらい個性的で素晴らしい「成果物」を
工房から生み出したいなあ…という願いはあります。そしていつかギターを
作ってみたい。
信州産木材でギター作りたい。でも、まずはオカリナかな。

こんな山小屋の主人の見果てぬ夢に、これからも時々お付き合い下さい。
=次号につづく=
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