メルマガ103

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「森の駅発」メルマガ NO.103 2018 March

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★ シリーズ「想いを形に」No.11 岡本 守生
 「家を買う市民たちに ご用心を」
★ 森の駅推進協議会・健康住宅研究会 企画設計 市川 皓一
 『命守』耐震健康シェルターをご覧下さい
★ 新・連載エッセイ/森の工房レポート 大森 明
 「漆」

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★シリーズ「想いを形に」No.11 岡本 守生
「家を買う市民たちに ご用心を」

最近は、多くの市民は「家を買う」と言っているようですが、
従来の「家をつくる」概念が、少なくなったのではないかと危惧します。

従来は、その土地の風土に合ったと言いますか、自然との調和の中で、
健康の概念を取り入れた住まいを考えて、家は作られて来ました。

しかし、この僅か50年の間に、住まいから健康の概念は無くなり、
暑さ寒さ対策、効率や利便性のデザインを中心にした住まいが主流です。

科学の進歩に合わせて住宅を電化し、利便化向上を進めてきましたが、
その弊害は許容の範囲を超えているようです。
電化の過剰を誡める人もなく、居住空間の環境など何事と言わんばかり。

建売の住宅の中身は、建てたメーカーを信用するらしく、
注文側は、外見だけで判断しているようです。

下記は心配のあまり書きとめたメモです。参考になりましたら幸いです。

ご承知のように建売住宅を作るところは、殆ど見せて貰えません。
オープンなところでも、関係者でない限り入れない雰囲気があります。

中身が気になる家では、多くの使用木材は高温乾燥です。
そうやって木の生を殺し、狂いが無いよう驚くほど上手に作られた、
外国産の木材もどきや、接着剤による集成材が殆どです。

中には重さ13kgのうち3kgが接着剤と言う安価なベニア板が、
使用強度だけの理由から、壁や床等の見えない所で使われている例も、
耳に入ってきます。

同時に壁や床には、大量生産が可能な木や土壁に似せたビニール系の、
化学製品が使用されています。まるで化学の成果を称える殿堂です。

しかしそこから揮発される物質は、
先ほどの接着剤や塗料からの揮発物質同様、
アレルギーやシックハウス症候群を引き起こし、
入居後3カ月位で誰かの病院通いが始まるとも言われるほどです。

また、万一の火事時には、これら化学製品から青酸ガスが発生しますが、
動きの鈍い老人達が逃げ遅れ、死に至っていると言われています。
火災の犠牲ではなくガスの犠牲だと言えるでしょう。そうした火災には、
消防士も第六感からか、家に入るのを躊躇うとも言われています。

今の住宅の殆どは建てた後に価値が増すのではなく、
入居後直ぐ1割は価値が下がるそうですが、最近の家作りでは納得です。

完成後、平均26〜27年後までに廃棄物になるであろうこうした住宅が、
次々に買われて行きますが、
その前に自らが廃棄物にならないよう、祈るばかりです。

多くの方が鉄筋コンクリートの集合住宅に住み、買うようになりました。
一戸立ちの住宅も、同様の感覚で買うようになったのでしょう。

「街にあっても森に住むような住まい」づくりには、
ほど遠い状況になっていて、誠に残念です。
住まいのコンサルタントこそ、今は有用なのでしょうが…。

                      …次号へ続く

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★ 森の駅推進協議会・健康住宅研究会 市川 皓一
『命守』耐震健康シェルターをご覧下さい。

☞ 地震はいつ起きるか分かりません。夜も安心して寝るためには
 「既存の戸建住宅内に設置するシェルター」が一番安心です。

☞「耐震健康シェルター・命守」は不意の災害時に備えた設計です。
 「命守」の「高い耐震性」は公的機関の試験で立証されました。

☞ 地震の二次災害である延焼時の耐炎や煙害防止も標準装備で対応、
 「木造家屋密集エリアへ普及」の願いから低価格を実現しました。

☞ 引越の必要なく、生活したままの短い工期(平均3日)が好評、
 「鹿沼伝統木工職人の仕上げ」と鹿沼の木材が品質を保証します。

☞ 最寄り駅2ヶ所、2つの路線が利用できる便利なモデルルーム、
 「命守・展示場」は、都内(荒川区)熊野前駅から徒歩2分です。

『命守(いのちもり)』のモデルは実際の住宅に設置
■ モデルルーム展示場/旧渡辺邸 荒川区東尾久6−52–11
  都電荒川線・JR日暮里舎人ライナー:熊野前の両駅から徒歩2分。
■ 見学のお問合せ/木っず(鹿沼健康住宅推進協議会)
Tel.0289-77-5810 E-mail: kkz@mr-woodman.co.jp
■ 商品詳細/森の駅発 健康住宅サイト → 耐震健康シェルター 
http://www.moriniaisareruie.com/taishin.html

『命守(いのちもり)』耐震健康シェルターの特徴
❶ 対耐震性 公的機関耐震実験済み。強固な木造モノコック構造。
❷ 耐炎構造 耐火ボードで外装包囲、地震後に発生する火災から延焼防止。      
❸ 煙害対策 床下給気ファンを標準装備、火災時の煙害にも安心。
❹ 価格150万円~ 高品質シェルターを組立費込の低価格で実現。
❺ 工事最短3日間 短期間の工事で、引越しの必要がなく合理的。
❻ 日本の森を守る 総国産材、林業に利益還元、国土を守ります。
❼ 低温乾燥木材使用 樹木本来の調湿機能と抗菌防虫で健康に。
❽ 鹿沼職人の伝統技術 仕上がり美しく信頼出来る日本の匠。
❾ 現有戸建住宅内にインセット 寝ている間の地震にも安心。

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★新・連載エッセイ/森の工房レポート 大森 明
「漆」

昼休みなどに街を歩いていて、ふいに英語で道を聞かれることがあり、
何とか英語で道を教えられるようになりたいと思い、
勤務先の英会話クラブに入っていた時期がある。

その中に漆や漆器のことを英語で「Japanese」という説があると知り、
今もなぜか記憶に残っている。

手元にある津軽塗や会津塗の漆器をあらためて眺めてみると
確かに「日本の伝統」を感じる。
朱や黒の地に描かれた優美な図柄、スッキリとした構図、美しい模様。
美しいだけでなく、耐久性にも優れているのも、すばらしい。

そこで漆塗りにチャレンジ、と思ったが、
漆に関しては知識も技能も恥ずかしいレベルなので、
まずは配色や構図の感覚をつかむために、
アクリル絵の具で漆風の作品を作ってみた。

間伐した木の輪切りに黒や朱色などで下塗りをした後、
山小屋周辺で見られる動植物を描いた。
完成度は低いが、多少は日本の漆の作品に見える(ような気がする)。
いずれにせよ、何だか漆が少し身近に感じられるようになった。
次はぜひとも本物の漆塗りにチャレンジしたい。