木を買ってから家を建てる

日本の木材が時には外材より高くなる理由。
木を伐る時点では決して高くありません。むしろ安いのです。安いから手入れが行き届かない。生産性も低い。
国産材の利用が高まっているとはいえ、丸太(特にスギ)は今でも供給過多の状況にあるため、価格がなかなか上がりません。供給過多となっている最大の理由は市場原理と無関係に山側の論理で行われる国有林の伐採と民有林の補助事業による間伐です。京都議定書の目標達成のための森林整備という名のもとに行われる間伐が、拍車をかけています。
次の理由は丸太の価格が安く、再造林のコストが出ないからということで、いわばあきらめの私有財産処分として、再造林を放棄した皆伐が増加していることです。
安いはずの木材がどうして高くなるのか。それは木材の乾燥と流通構造の問題です。
短期間で乾燥させようとするとコストが高くなる。
需要に合わせて生産すれば、流通コストは最小限で済むのに、中間マージンや運送コストがかさむので、高くなるのです。
また木材の部位が製材後ばらばらに取引されるので、1本の木を有効に使って家を建てるのと比べ、どうしても無駄が生じます。

私たち森の駅発/健康住宅では、金融機関の信用付与を活用した買付予約制度の導入により、立木を買ってから家を建てることを提案しています。森にとっても、建主にとってメリットのある形です。
買主は設計後、工事開始まで1年間待たなければなりませんが、その分安く買うことができます。
木の香りのする家を建てるには、木の乾燥のため時間がかかることを納得していただく必要があります。
そうしないと高い木材を買うか、高温乾燥の集成材によって工場生産された家をハウスメーカーから買わざるを得ません。

森に愛される家はどこの森の木を伐って作られた木材なのかわかる家です。
木を買ってから家を建てることをおススメします。