木の家は高いというイメージはいつから生まれたのでしょうか?
外国の木材が大量に輸入され始めたのは60年前程ですが、当時は戦後の荒廃から立ち直りつつある時期です。
それ以後、外材の家は安価を目的とした住まいづくりの主流になって来ました。
そしてシックハウスになる薬漬け(シロアリ駆除材、ホルムアルデヒド系の内装材等)の家が多く出回ったのです。
ユーザーは、その為の対価をつい10年ほど前まで払い続けて来たわけです。
そこで国産材の家住みたいけど庶民には手が届かない、と思いこんでいる方が案外多いのです。

 実際にはどうなのでしょう。
本格木造住宅を手掛けて来た私達のデータによると建築主体工事における木工事費は28%前後、その中で骨格となる木材費は60%に満たない結果が出ています。
つまり総工費2100万の家の17~18%が木材費です。
しかも手加工を基本にした住宅での数値なのです。

 私たち、森の駅発/健康住宅の仲間は杉、ヒノキ、青森ヒバを適材適所に使っても、100㎡の住宅で、基本となる木材費は360万~400万で収まっています。
しかも、住み手のライフスタイルを考慮に入れた設計監理体制を組んだ上での結果です。
なぜ、今だにハウスメーカは外国産の木材を使い続けるのでしょうか。
価格の問題は存在しますが、風土に合った国産材を使いたいのは、日本人であれば誰もが望むところだと思います。

 大きい課題として国産材の流通システムがあります。
エンドユーザーが希望する木材の仕様が産地の山元に届いていない事に原因の一端があります。
木は山に植えられてから50年~100年の単位で伐採されますが、その間、間引き、間伐、枝払いと手が加えられます。
丸太が製材品になり、市場に出回りが、この過程の生産リスクと流通ロスが木材価格に転嫁され、さらに住宅の部位、部材として加工手間が加えられると素材価格の7~8倍の製品代となります。

 森の駅発/健康住宅に参集する仲間は、これらの過程の情報を共有し、産地直送でニーズに結ぶツールを持っています。
ゆえに、巷で喧伝されている木の家のコストの60~70%で抑える事が出来、完成品とする事が出来るのです。
木の家は決して高くないのです。